私立大学の授業料は、
文系では、初年度が約115万円で、
2年目以降が、毎年約92万円がかかると言われています。
理系では、初年度が約152万円で、
2年目以降が、毎年約126万円かかると言われています。
そして、
私立大学に比べて圧倒的に授業料が安いとされている国立大学では、
初年度が約82万円で、
2年目以降が毎年約54万円かかると言われています。
つまり、巷で噂されているように、
国立大学に進むか、私立大学に進むかによって、
授業料の負担率は大きく変わってくるわけなのですが、
この国立大学の授業料でさえも、
実は、私が大学に進学していた時に比べると、
大幅に上がっています。
遡ること30年。
この当時の国立大学の授業料は、年間で約25万円と現在の約半額でした。
こんにちは。
オハナハウス 神田です。
また、たばこも30年前は200円だった銘柄が、
現在では500円と倍以上の価格になっていますし、
車の値段も、性能や機能は格段に良くはなっていますが、
30年前と比較すると倍以上になっているのではないでしょうか?
つまり、どれだけ景気は悪いと言われていた時でも、
物価は地道に上昇し続けてきましたし、
今後の最も深刻な問題として、
少子高齢化のさらなる進行があるのですが、
この問題に対する対策として、
社会保険料はどんどん上昇していくでしょうし、
あらゆる税金の負担も上昇していくことになります。
いわば、景気の良し悪しにかかわらず、
また給料が上がるか上がらないかにかかわらず、
問答無用で、給料から天引きされる金額は増え、
さらには、出て行くお金も多くなっていく・・・
というのが今後考えられる状況というわけです。
しかも、このままの状態で進めば、
近い将来、年金財源が確実に枯渇することから、
年金支給の年齢も間違いなく遅くなるでしょうし、
その上、支給される金額も減ってしまうと思います・・・
✔この流れを踏まえた上で、家づくりの予算を考える
それゆえ、
こういった事実や将来をしっかりと理解した上で、
家づくりは行うようにすべきです。
多くの方が、
今の状況や近い未来のことだけを考えて家づくりをしてしまいがちです。
また、一生に一回の買い物だからと、
資金的に無理をしながら家づくりを進めてしまいがちです。
しかしながら、
資金計画をして出てきた以上の予算を家づくりに注いでしまう行為は、
多くのリスクを抱えるだけです。
もし子供たちを大学や専門学校に進学させてあげたいとお考えであれば、
当たり前のように、
多額の奨学金という名の借金を、
あなたの子供に背負わせてしまうことにもなりかねません。
ですから、
今回お伝えさせていただいた内容も頭の片隅に置いていただきながら、
予算を考えるようにしていただき、
また、間違いなく不足する年金への対策として、
国が推奨している“iDeCo”や“つみたてNISA”といった制度を含め、
これからは、投資や運用などにも目を向け、
そして、その資金源もしっかりと確保出来るように、
本当に無理のない予算で、
家づくりを行うようにしていただければと思います。
最小限の予算で家づくりを行うことで、
また、その浮いた資金で、
将来に対する備えもしっかりすることで、
これからの暮らしに、経済的にも精神的にも、
少しでもゆとりが生まれるようにすること。
これが、家づくりをされる全ての方にとって、必要不可欠な要素です。