家づくりの一番の失敗は、
せっかく建てた家を手放してしまうことです。
それゆえ、
絶対にそんなことにならないようにするために、
建てる前にお金の計画をしっかり立てるべきなのですが、
しかし、現実を見てみると、
バブル崩壊後の3年間で約10万人もの方が、
住宅ローンが支払えなくなり家を手放していますし、
現在でも、年間で6000人もの方が自己破産している
というデータもあるのですが、
やはり住宅ローンが原因となっている方が、
数多くいらっしゃるのではないでしょうか?
こんにちは。
オハナハウス 神田です。
ですから、
家づくりをする時には、
これからの日本がどうなるのか?
ということも踏まえた上で、
しっかりと資金計画を行わなければいけません。
✔ローン破綻してしまいやすい家づくりとは?
例えば、
あなたが4人家族で、
あなたの年収が400万円、
奥さんの年収が200万円だと仮定したら、
マイホームに毎月払っていくことが出来る無理のない金額は、
おそらく7万円前後ではないでしょうか?
となると、仮に35年返済で、
住宅ローンを借りるとしたら2500万円が、
このご家庭にとって無理のない金額であるということになります。
そして、
この金額に、自己資金を合わせた金額が、
家づくりの総予算ということになるので、
この予算の中で、買える土地、
建てられる家を計画していくようにしなければいけません。
しかしながら、
このご家庭の場合、
夫婦の収入を合算すれば、
銀行でも、3500万円前後もの金額を借りることが出来てしまいます。
フラット35であれば、
さらに1000万円プラスの
4500万円前後もの金額を借りることが出来てしまいます。
このことから、
借りていい金額と借りることが出来る金額を勘違いしてしまうと、
大幅に予算オーバーした土地を購入してしまい、
また大幅に予算オーバーした家を建ててしまい、
その結果、大幅に予算オーバーしてしまいます。
実際にあることなのですが、
相談に行った先の工務店やハウスメーカーが
所得から最大限借りられる金額を算出し、
その金額で事前審査を申込み、
審査が通った後も借りられる限界ギリギリで
土地も住まいも提案され、そのまま契約に至り、
返済が大変になっている・・・
という方がいらっしゃいます。
✔1000万円も予算オーバーしてしまったらどうなる?
では、
仮に土地で500万予算オーバーし、
家で500万予算オーバーし、
合計1000万円予算オーバーし、
3500万円という金額を銀行から借りるようになったとしましょう。
この場合、
1.2%の全期間固定金利で住宅ローンを借りるとしたら、
毎月の返済金額は約10万円ということなります。
しかしながら、
この世帯のご家庭が毎月10万円ものローン返済をしていこうと思うと、
日々の住らしに様々なしわ寄せがやってきます。
そして、
それを避けるために、
安易に金利が安く設定されている変動金利を選んでしまうようになるのですが、
もし、0.6%という3年固定型の住宅ローンを選んでしまうと、
毎月の返済は9万円になり、
1万円でも抑えることが出来るようになるものの、
3年経過後に、無条件で金利が上がってしまうため、
わずか数年後には、全期間固定金利を選んだ場合よりも、
もっともっと厳しい生活を強いられるようになってしまいます。
子供たちの食費や学費も成長とともに、
どんどん増えていきますし、
物価も徐々に上昇していっています。
今後は税金や社会保険料も、
どんどん上がって行くでしょう。
つまり、
老後資金どころか目の前に資金でさえも、
わずか数年後には、
ショートしてしまうかもしれないということです。
✔自分自身にとってのベストな予算を知ることから始める
ですから、
もしあなたがこれから家づくりを真剣にお考えであれば、
まずは、
あなた自身にとってのベストな予算を知ることから始めてください。
銀行が貸してくれる金額と、
あなたが借りていい金額は違う
ということをご理解いただいた上で、
決して無理をすることなく、
自分自身にとってのベストな予算の中で
実現可能な家づくりを行っていただければと思います。
その家で一生幸せに住らしていくことが出来る
家づくりを提案することが
私たちの仕事ですから、
いつでもお気軽にご相談いただければと思います。