家を持つと継続的に必要となるコストがあります。
電気代や水道代といった光熱費は
アパートに住んでいれば容易に想像できるのですが、
土地や家に掛かる固定資産税、
それから、定期的に必要となる外壁塗替費用や、
将来の増改築といった費用です。
そして、家づくりをする時には、
初期費用としてかかる建築コストだけではなく、
継続的に掛かるこうした費用のことも
同時に考えた上で、
予算と間取りの計画を立てていく必要があります。
こんにちは。
オハナハウス 神田です。
では、こういったランニングコストを、
最小限に抑えるためには、
一体どのようにすればいいのでしょうか?
その方法は、とってもシンプルです。
単純に家にお金を掛け過ぎないようにすること、です。
ということで、
家にお金を掛け過ぎないようにする方法について
具体的にお伝えしていきます。
✔無駄な要素をなくしていく
家の価格は、家の面積に連動します。
つまり、家が大きくなれば家の価格は高くなりますし、
逆に、家が小さくなれば家の価格は安くなります。
それゆえに、家を必要最小限の大きさにすることが、
建築コストを抑える最大の秘訣になります。
あなたは、ただ通るだけの廊下を
たくさんつくりたいとお考えになりますか?
もし、ただ通るだけの廊下に
知らず知らずの間に150万円もの
建築コストが掛かっているとしたら?
あなたは、ただ寝るだけの部屋に
必要以上の広さを求めますか?
もし、6帖の部屋でも、
シングルベッドとダブルベッドを並べておいても
まだスペースにゆとりがあるとしたら、
それでも120万円も余分な出費をしてまで
寝室の広さを10帖にしたいとお考えになりますか?
あなたは、実際のところ
わずか5〜6年しか使わない可能性が高い
子どもたちの部屋を
必要以上に広くしたいとお考えになりますか?
もし、その面積を最小限に抑えることで、
建築コストが90万円もカット出来るとしたら、
あなたはそれでも子ども部屋を
広くつくりたいとお考えになりますか?
あなたは、ほとんど使うことがない
和室をつくるために、
200万円もの建築コストがかかる
ということをご存知ですか?
もし、子どもたちの部屋が
時折使う和室が担う役割を兼ねることが
出来るとしたら?
そして、兼ねることで
和室をなくすことが出来、
200万円建築コストがカット出来るとしたら、
あなたは、本当に和室は必要だとお考えになりますか?
カット出来るものは、スペースだけではありません。
部材を最小限に抑えていくことも、
建築コストを最小限に抑えるためには欠かせない要素です。
例えば、窓です。
多くの方が、少しでも多く窓をつけようとします。
明るさの確保と風の通りを良くするためです。
しかしながら、その窓に、
もしカーテンがついているとしたら?
そして、そのカーテンがずっと開けられないとしたら?
そうです・・・。
カーテンが明るさを阻害してしまいます。
また、風が通る、通らない、の話ではありません。
そもそも窓が開けられないのですから・・・
そこには無駄なコストを使っただけ
と言わざるを得ません・・・
窓の費用に10万円、カーテン費用に5万円というコストを。
そして、窓が増えた結果、
掃除をしなければいけない場所だけが
逆に増えてしまうことになります・・・
これらは、ほんの一部の話ですが、
こういったことをよく考えてみることが、
住みやすさを一切損なうことなく
建築コストを抑えられる最大の秘訣です。
✔イニシャルコストが安い家はランニングコストも安い?
家の面積を最小限に抑えることが出来れば、
建築費用も最小限に抑えることも出来れば、
それに連動して電気代も安く抑えられるようになりますし、
家に掛かる固定資産税も安く抑えることができます。
そして、それと同時に
家の面積を最小限にすることで、
購入する土地をも最小限に抑えることが出来れば、
イニシャルコストとなる土地取得費用と、
ランニングコストとなる固定資産税の両方を
安く抑えられるようになります。
また、敷地を有効利用し平屋に近い間取りにすれば、
1階に部屋や収納が不足することよる
老後の無駄な増築工事も
カットすることが出来るようになるため、
さらにランニングコストを
抑えることが出来るようになります。
ですから、家を考える時は、
最初にかかるイニシャルコストのことだけではなく、
後々掛かり続けるランニングコストのことも、
同時に考えながら計画するように
していただければと思います。