最も多く建てられている家は、
“総2階建て”と呼ばれる
1階と2階の面積がほぼ同じである家ですが、
その理由は、この家の建て方が、
最もコストパフォーマンスに優れているからです。
つまり、建築コストが割安だということです。
しかし、この建て方には、
割安な建築コストで家が建てられるという
メリットがある反面、
建てた後でないと気付けない
手痛いデメリットもあります。
こんにちは。
OHANA HOUSE Inc. 神田です。
まず、総2階建では、
基本的に寝室や子ども部屋といった居室を、
全て2階に配置します。
しかし、この間取りでは、
子どもたちが自分の部屋を使いにくくなります。
わざわざ、
自分たちのモノを持ち運びするのが面倒くさくなり、
小さいうちは親から離れた所で、
1人で過ごすのは心細く怖いからです。
結果、子どもたちのモノは、
常にリビングダイニング周辺に置かれるようになり、
リビングダイニングが散らかった
生活感あふれる場所になってしまいますし、
せっかく広々つくったリビングダイニングが、
なんだか狭苦しい場所になってしまいます。
また、全ての居室を2階に配置してしまうと、
将来、予期せぬ増築費用がかかる可能性が
高くなってしまいます。
将来、足腰が弱ってしまった場合、
2階への行き来が大きな負担となるため、
増築することによって、
1階に部屋をつくらざるを得なくなるからです。
となると、
大切な老後資金の中から、
その費用を捻出せざるを得なくなってしまうか、
あるいは、
その資金の捻出が難しい場合は、
再び銀行から借金せざるを得なくなってしまいます。
✔ 2つの問題を同時に解決する秘訣
小さな子どもたちは、
親の気配が感じられないところで
遊ぼうとしませんし、
親の方だって、
目が届かない所で子どもたちを
遊ばせたくありませんよね?
でも、かといって、
わざわざリビングダインングが散らかるような
家にしたいとも誰も思わないですよね?
出来れば、リビングダイニングは、
いつもキレイな状態を保ちたいと思っていますよね?
であれば、
“子ども部屋を1階につくる”という選択肢を、
お持ちいただいてもいいのではないでしょうか?
あなたが家を建てようと思っている土地が、
40坪以上あれば、
ほぼ実現することが出来ますし、
45坪以上あれば、
確実に実現出来ます。
この選択肢をお持ちいただくだけで、
先程の2つの問題を
あっさりと解決することが出来ます。
1階に子ども部屋があれば、
子どもたちがその部屋を使いやすくなるため、
リビングダイニングをキレイに保ちやすくなります。
また、子どもたちはやがて出て行くため、
将来は、子供部屋を寝室として使えるようになります。
つまり、老後は1階だけで生活が出来るということです。
ただし、この場合、
どうしても建築コストは割高になってしまうため、
家をコンパクトにすることによって
建築コストを抑えるようにしなければいけません。
しかし、家をコンパクトにすることによって、
最初にかかる建築コストを抑えることが出来れば、
将来かかるかもしれない余分な増築費用を
カットすることが出来る分、
家づくりにかかるコストを
よりミニマムすることが出来るようになります。
ということで、
家にかかるお金をより少なくするためにも、
実現可能なのであれば、
子供部屋を1階につくるという選択肢を
前向きに考えてみていただければと思います。