こんにちは。
オハナハウス 神田です。
弊社では、
建てさせていただいている家のほぼ全てが、
1階に子ども部屋が存在するのですが、
その理由は、
そうする方が、
デメリットに比べて遥かにメリットが多いからです。
✔子ども部屋を1階につくるデメリット
子ども部屋を1階につくった場合、
子どもたちが思春期になった時、
子どもたちのプライバシーを確保してあげにくくなります。
また、子ども部屋が、
リビングダイニングに接している場合、
音が気になる方もいらっしゃいます。
一般的には、
子どもたちの方が先に寝るので、
夜リビングでテレビが見にくくなってしまうのではないか?
という感じです。
✔子ども部屋を1階につくるメリット
●リビングが散らかりにくい
まず、1つ目のメリットは、
リビングが散らかりにくくなることです。
というのも、
リビングダイニングに散乱する荷物のほとんどは、
子どもたちのモノだからです。
2階に子ども部屋をつくった場合、
子どもたちは自分の部屋にいつも使うモノを持って行きません。
なぜなら、いちいち階段を上り下りするのが面倒臭いからです。
結果、
パジャマ、学校道具、塾道具、おもちゃ、制服といった、
常時使うものは間違いなく
リビングダイニングに置きっぱなしになります。
そして、リビングダイニングが雑然とした状態になります。
また、キレイに片付かないどころか、
モノにあふれたリビンダイニングは、
掃除さえもしにくくなってしまいます。
その点、子ども部屋が1階にあると、
それらの荷物を自分の部屋に持って行きやすくなります。
結果、リビングダイニングはスッキリ保ちやすくなりますし、
モノがないため、掃除もしやすくなります。
●子どものモノをいちいち片付ける必要がない
小さな子どもは、
散らかすことが仕事のようなものです。
あなたが、どれだけ片付けても、
すぐにまたどんどん散らかしていってくれます。
それがリビングダイニングなら、
毎日根気よく片付けをし続けないといけませんが、
それがリビングダイニングではなく、
子ども部屋であるならば、
いちいち子どもたちが散らかしたおもちゃを、
片付ける必要がありません。
つまり、子ども部屋が1階にあれば、
そこは子どもたちが小さいうちは、
子どものモノの収納となり、
また、子どもたちだけのリビングとして
使える空間となるわけです。
●無駄なコストを大幅にカット出来る
親御さんがいつでも泊まれるように、
和室をつくりたいとおっしゃる方がいます。
しかし、和室をつくれば、
それだけで200万円前後のお金が掛かることになります。
その点、子ども部屋を1階につくると、
和室をつくる必要がなくなります。
子ども部屋は、子どもが小さいうちは、
寝室として使っていないからです。
つまり、親御さんが泊まりに来たら、
子ども部屋で寝てもらえばいいため、
そのためだけに和室をつくる必要がなくなる
というわけです。
多くの親御さんは、
泊まるのは子どもたちが小さいうちだけですから。
●安心して友達を呼びやすい
ママ友が子どもを連れて家に遊びに来た時、
子ども部屋が2階の場合、
子どもたちのことが気になって、
ゆったりくつろげないのではないでしょうか?
その点、子ども部屋が1階にあれば、
ダイニングでママ友とおしゃべりしながら、
隣の部屋で遊んでいる子どもたちを見ていられるので、
安心しておしゃべりを楽しむことが出来るようになります。
また、子どもたちも、
お母さんの気配を感じながら遊べるので、
安心して遊べるようにもなります。
●老後もずっと住みやすい
家を建てる時は、
まだまだ健康で、
身体のあちらこちらが悪くなることは想像出来ないため、
どうしても今のことだけを考えて家を建ててしまいます。
しかし、誰もが同じように歳をとりますし、
もしかしたら、将来膝や腰が悪くなってしまうかもしれません。
そして、膝や腰が悪くなれば、
2階の部屋は一切使わなくなってしまいます。
それゆえ、
出来るだけ2階は少なくすることが望ましいのですが、
仮に1階に子ども部屋をつくっておけば、
その部屋を将来自分たちの寝室として使えるようになります。
やがて、子どもたちは家を出て行き、
夫婦だけになる可能性が高いからです。
もし、将来1階に部屋が不足すれば、
増築せざるを得なくなってしまいます。
そして、そのために500万円以上もの出費が
必要となってしまいます。
あるいは、その費用が捻出出来ないのであれば、
狭くて、不便で、使いにくい家で、
体にむちを打ちながら住み続けないといけなくなってしまいます。
いかがですか?
多くの方が、
人数が最大の時のことを中心に考えて
間取りを考えてしまうため、
面積もコストも大きくなってしまいます。
しかし、
建ててから何十年と住む期間の中で、
その期間は実はそう長くはありません。
将来は夫婦2人だけになる可能性が高いため、
それを視野に入れつつ間取を考えるようにすべきです。
結果的に、
それがコストカットにもつながるわけですし、
掃除や管理の手間のカットにもつながるわけですから。
ですから、
将来、金銭的にも時間的にも
より豊かなセカンドライフを実現するためにも、
子ども部屋のつくり方について、
今一度夫婦でしっかり話し合っていただければと思います。