例えば、
下記のように
南に家が建っている土地に
家を建てるとしたら、
一般的には、
日陰部分を避け、
日なた部分に家を
建てるように計画を立てます。

その結果、
問答無用で2階建住宅を
建てざるを得なくなってしまう
わけですが、果たして、
このような土地では、
その選択肢しか
ないのでしょうか?
おはようございます。
OHANA HOUSE Inc. 神田です。
この図面のような感じで
家を建てた場合、
・外構工事費用が高額になってしまう・・・
・いつも過ごす場所が薄暗くなってしまう・・・
・住んで半年もしたら生活感満載のお家になってしまう・・・
・洗濯・片付けに手間がかかってしまう・・・
といったデメリットを、
かなり高い確率で
体験することになるので、
まずは、これらについて
具体的にお伝え
していきたいと思います。
✔︎ 外構工事費用が高くなってしまう・・・
日陰を避けて
家を建てるとなると、
その日陰部分にも
外構工事をしなければ
いけなくなるため、
単純に、その分
外構工事費用が
かさんでしまいます。
しかも、この場合、
日影部分の工事費用が
高くなりやすく、
想像以上に
外構工事費用が
かさんでしまうこと
になります。
というのも、
リビングの窓から
見える景色が、
南に建っているお家の
裏側(北側)となるため、
勝手口やゴミ箱や
給湯器や室外機などが並んだ
汚い裏側を
見なくていいように、
庭を美しく
コーディネイトしたり、
目隠しの為の植栽をしたり、
塀のデザインに
こだわらざるを
得なくなるからです。
結果、あっという間に、
当初の計画より
100万円以上
足が出てしまうこと
になります。
✔︎ いつも過ごす場所が薄暗くなってしまう・・・
また、
それだけの外構工事をする
予算がない場合、
殺風景な仕上がりの庭に
なってしまうのですが、
そうなれば、
汚い家の裏側しか見えない
リビングの窓は、
ずっとカーテンを閉めた状態に
せざるを得なくなって
しまいます。
結果、
カーテンによって
光が遮断され、
家の中が薄暗くなって
しまいます。
そして、
一日中照明が必要と
なってしまいます。
✔︎ 住んで半年もしたら生活感満載のお家になってしまう・・・
このような土地に
建てる家に限らず、
2階建て住宅の大半は、
子ども部屋が2階に
つくられていますが、
果たして、
子供たちは自分の部屋を
上手く使えるのでしょうか?
もし、
上手く使ってくれなかった
としたら、
子どもたちの荷物は、
いつもリビングや
ダイニング付近に
散乱している状態に
なってしまいます。
そして、やがて、
片付けてもキリがない状態に
すっかり疲れてしまい、
いつも散らかった
生活感満載の家に
なってしまうでしょう。
✔︎ 洗濯・片付けに余計に手間がかかってしまう・・・
先程お伝え
させていただいたように、
リビングや
ダイニング付近に存在する
荷物の大半は
子供たちのもの
ではないでしょうか?
となると、
リビングダインングを
出来るだけ美しい状態に
保つことが出来るかどうか
は、子供たちが
カギを握っている
と言っても過言ではない
と思いますが、
いつも過ごす場所が
キレイに保ちやすくなると、
片付けや掃除にかかる手間も
必然的に減ることに
なりますよね?
また、
2階建て住宅の最大の難点が、
洗濯動線が悪くなりやすい
ということです。
というのも、
1階の北に位置する
洗面脱衣室から、
2階の南に面するベランダまで
重い洗濯物を運んで行くのが
基本的な動線となるからです。
つまり、
『最短の動線』どころか
真逆の『最長の動線』
で作業することになる
というわけです。
必ず毎日しなければいけない
家事であるにもかかわらず
です。
しかも、
取り込んだ洗濯物を、
再び1階まで
持って降りてたたみ、
再び2階の収納まで
運ぶようになるとしたら、
決して効率が良い動線とは
言えないですよね?
これらのことは、
実際住んでみて
初めて気が付くことばかり
です。
しかし、
家を建てる前に、
これらの事実を
知っておくことが出来れば、
そして、設計によって
そうならないように
出来れば、
効率のいい家事動線を
つくることも出来るし、
明るい家に
することも出来るし、
片付けやすい家に
することも出来るし、
外構工事の予算を
オーバーすることも
なくなります。
なので、
いい家を建てるために、
どんな家にしたらいいのか?
ということだけでなく、
土地の選び方や
土地の活用の仕方についても
勉強していただき、
失敗しないように
気をつけてください。